中古車市場統計レポート 2022年度版【車選びドットコム】

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普通自動車の登録台数を発表している「自販連(一般社団法人 日本自動車販売協会連合会)」と、軽自動車の登録台数を発表している「全軽自協(一般社団法人 全国軽自動車協会連合会)」の統計データをもとに、新車登録台数と中古車登録台数の推移を紹介しています。
2022年度における自動車登録台数の推移と、中古車情報サイト「車選びドットコム」の販売数推移から、中古車市場の動きを分析していきます。

当社の提供する中古車販売管理システム「symphony(シンフォニー)」では、車両の仕入から広告掲載、販売後のアフターサービスまで、これ一つで管理して頂けます。

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Chapter
自動車販売市場の動向(2022年度)
2022年度 市場動向振り返り
2023年度 展望

自動車販売市場の動向(2022年度)

新車登録台数 推移(2022年度)

【出典】一般社団法人 日本自動車販売協会連合会HP http://www.jada.or.jp/

こちらのグラフは、2022年度の新車登録台数の推移を表しています。
前年から続く半導体不足などが影響し、4月以降新車登録台数は前年を割っていましたが、9月以降は半導体の不足も解消傾向にあり、対前年比100%超えを維持しています。

この傾向は2023年も続いており、新車の供給難は解消されていく見通しです。

中古車登録台数 推移(2022年度)

【出典】一般社団法人 全国軽自動車協会連合会HP https://www.zenkeijikyo.or.jp/

続いてこちらは中古車登録台数の推移を表したグラフです。
対前年比(赤い折れ線)でみると、中古車登録台数は昨年から横ばいに推移しており改善傾向は見られません。新車登録台数が回復傾向に移行し新車が市場に出回ることで中古車のタマ不足も解消されると見られていますが、現時点ではまだその影響は確認されていません。

また、日本自動車販売協会連合会が発表した2022年度の中古車販売台数(軽自動車を除く)は1978年の統計開始以来過去最低の数字となっており、昨年に引き続き苦しい状況となりました。

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2022年度 市場動向振り返り

2022年度も前年から続く感染症流行の影響は変わらず、半導体不足に伴う新車の生産停止、新車の供給難に伴う中古車価格の高騰など、新車・中古車を問わず自動車業界にとって厳しい市況が続きました。

中古車関連の2022年度主要トピックとして、「新車の納期遅れに伴う中古車のタマ不足」「中古車相場の高騰」、そして「近頃の中古車相場下落」があげられます。

新型コロナウイルスの蔓延によって工場が一時停止したことやロシアのウクライナ侵攻、中国のロックダウンによる工場停止など様々な要因があり2022年上期は部品不足が深刻化していました。部品不足が新車生産を遅らせ中古車のタマ不足に影響、また新車需要の一部が高年式低走行の新車に近い中古車に流れたこともあり中古車相場が高騰しました。

2021年以降徐々に自動車メーカーの減産傾向は回復しつつあったものの、2022年5月には再びトヨタが品質の観点から減産を発表するなど依然として安定した供給ラインの復活はなされなかった印象です。
トヨタ自動車は2022年の生産計画を4月当初970万台と設定していましたが、2022年5月ごろから断続的な減産を繰り返しており最終的に年間生産台数は869万台で着地しております。

とはいえ、上述している通り新車登録台数は9月以降前年比100%超えを続けており、供給ラインが回復してきていることは確かです。トヨタ自動車は2023年の生産台数目安として過去最高水準の1060万台を発表し、日産自動車も前年比21.3%の増加を見込んでいます。新車が市場に出回れば中古車のタマも回復していくことは確実なので、これから中古車の登録台数も回復傾向に入っていくことが予想されます。

ここまで高水準を保っていた中古車相場ですが、9月にはついに下落傾向へと転換しました。これは海外輸出が縮小したことが主な原因と考えられます。元々ウクライナ侵攻により経済制裁を受けたロシアで日本の中古車需要が高まったこと、その他の諸外国で中古車輸入に関する規制改正などが海外輸出を活発化したことが中古車相場の高止まりに寄与していました。この高止まりの原因である海外需要が10月頃から落ち着いてきたことや新車の供給が増えてきたことなどもあり、中古車相場が下落したと見られています。

2023年度 展望

2023年度の展望ですが、2022年後半の傾向から感染症の流行に伴い発生していた中古車バブルが終わりを迎えつつあるといえます。

昨年までの新車の供給難に伴う中古車需要の増加が落ち着きを見せ、感染症流行前の相場に戻っていく見通しです。オートオークションを見ると、出品台数は増加を続けているものの、出品されている車両の相場は下がり続けています。特に先にも記載した新車の供給増に伴い、高年式低走行の中古車相場は前年同時期を下回っており、相場が下がりきる前に売り切りたい市場心理が伺えます。

一方で希少性の高い車種であったり輸出で需要のあるような車種については円安の影響などもあり、価格の下落が起こりづらくなっています。

別の視点から捉えると、相場が下落したことによって仕入が容易になったという側面があります。2022年度は高相場が続いたため仕入が厳しく在庫を持てない販売店様も多くいましたが、仕入困難な状況が解消されてきました。ただし、中古車相場が下がったことで販売価格も下がっているため、売りが厳しい状況は変わらないでしょう。現在は高相場時に仕入れた車両が長期在庫化しているケースも多く、新しく仕入れをした場合は価格優位に立てるので在庫を積極的に回すことで収益拡大を望めるかもしれません。

ここからは2022年度で流通台数の多かった車種やボディタイプなどをまとめていますので、下期以降の仕入れにぜひご活用ください。

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中古車情報サイトの動向(2022年度)

2022年度における中古車情報サイト(車選びドットコム)での中古車販売台数は大方例年通りの推移をしているといえます。目立ったところとしては例年よりも7月の上昇幅が大きく繁忙期の3月に迫る勢いだったこと、1月の販売台数が落ちていたことがグラフから読み取れます。

※過去25ヶ月の自動車販売市場と中古車情報サイト「車選びドットコム」の市場動向を比較しています。
※「車選びドットコム」の市場動向は、加盟店専用レポートからの抜粋のため、詳細数値は非公開としています。

国産車の中古車販売傾向【人気ランキング】

「車選びドットコム」の市場動向から調査した、国産車の2022年度中古車販売傾向を紹介します。

ボディタイプ別販売ランキング

2022年度、国産車で最も人気だったボディタイプは軽自動車でした。この1年で取引のあった国産車のうち、実に1/3が軽自動車で占められています。
次点でミニバン/ワンボックスなど家族向けや積荷車として用いられるボディタイプが人気でした。

車種別販売ランキング

2022年度、国産車で最も人気だったのはセレナ(日産)でした。10位以内にはスズキ、ダイハツといったメーカーが多くランクインしていることもわかります。
全体的に人気は分散傾向にあり、1位のセレナで全体の5.7%ほどとなっています。

輸入車の中古車販売傾向【人気ランキング】

「車選びドットコム」の市場動向から調査した、輸入車の2022年度中古車販売傾向を紹介します。

ボディタイプ別販売ランキング

2022年度、輸入車で最も人気だったボディタイプはコンパクト/ハッチバックでした。こちらも全体の1/3に迫る割合を占めています。また、輸入車ではSUV/クロカンも人気な傾向にあることがわかります。

車種別販売ランキング

2022年度、輸入車で最も人気だった車種はミニ(BMW MINI)でした。こちらは圧倒的な人気で、全体の10%ほどを1車種で占めています。さらに、10位以内にBMW MINIの車種が3車種ランクインするなど国内のMINI人気が伺えます。また、ランキングを見るとフォルクスワーゲンも多くランクインしていることがわかります。

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車選びドットコムでは、symphonyをご利用いただいている加盟店に向けて、月に一度上記のレポートよりも詳細な小売データレポートを発行しています。各ボディタイプで人気の車種をご紹介している他、年式・走行距離・価格帯・カラー別での販売割合もご確認いただけます。

目まぐるしく変わる社会情勢に対して、常に変化が求められる昨今。データを分析して高速でPDCAを回して行く必要があります。
車選びドットコムでは15年以上の中古車情報サイトの運営実績で蓄積したノウハウを、中古車販売店の皆さまにご提供していますので、気になる方はぜひお問合せ下さい。

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中古車販売店の多くが新規集客や単価向上に苦しんでいます。
インターネットの発達でお客様は簡単に価格やスペックを比較できるようになりました。
そんな中で中古車販売店様が利益を上げていくには、「露出アップ」と「車両情報の最適化」が必要不可欠です。また、付帯商品を使って単価向上したり、リピート顧客を確保したりするなど、するべきことがたくさんあります。

車選びドットコムの提供する中古車販売管理システム「symphony」では、車両の在庫管理から広告掲載、販売後の保証やアフターサービスまで、中古車販売に関するあらゆる業務をひとつでご利用することができます。

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