中古車販売店開業マニュアル① ~手続き編~

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※今回の記事は今後中古車販売店経営を志す方や、独立開業を考えている方向けの記事です。
※記載されている情報は2022年12月時点での情報です。

昨今の不況の影響や若者の車離れにより、自動車の購入者は減少したといわれています。
しかし、近年の全国自動車保有台数は平成期以前よりも高い水準を維持し続けており、地方ではいまだ自家用車両への強い依存感も残っていることから引き続き自動車需要は存在し続けるでしょう。
また、以前に比べ消費者志向が新車から中古車へシフトしていることから、中古車市場は今後も成長していくと考えられます。

こちらの記事では中古車販売業をこれからはじめる方や、独立を考えている方に向け実際に開業に必要な手続きや開業に必要な情報について解説していきます。

車選びドットコムでは、中古車販売に特化した中古車販売管理システム「symphony(シンフォニー)」をご提供しております。symphonyを利用すれば一度の広告情報入力で「カーセンサー」や「ヤフオク!」など10以上の広告媒体に掲載することができます。

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Chapter
必要な手続き①古物商許可証の取得
必要な手続き②自動車リサイクル法引取業登録
必要な手続き③オークション会員登録
必要な手続き④保険の代理店登録
中古車販売業の開業に必要な手続きまとめ

必要な手続き①古物商許可証の取得

中古車販売業を開業するためには、古物商許可申請を行い、古物商許可証を取得する必要があります。
古物商許可申請とは、以下のような古物(中古品)を取り扱う業態を運営する際に申請しなければならないものになります。

  1. 古物商が、公安委員会から許可を受けて、古物を売買し、若しくは交換し、又は委託を受けて売買し、若しくは交換する営業
  2. 古物市場主が、公安委員会から許可を受けて、古物市場(古物商間の古物の売買又は交換のための市場をいい、通常はオークションのような競り売りの方法で行われる)を経営する営業
    ※古物市場での取り引きは、古物商に限られていますので、一般の方は参加できません。
  3. 古物競りあっせん業者が、公安委員会に届け出て、いわゆるインターネットオークションのように古物を売買しようとする者のあっせんをホームページを使用する競りの方法により行う営業。
    インターネットオークションの運営者がこれにあたります。

古物商許可申請の手続きは店舗がある場合は店舗の、無い場合は自身の所在地を管轄する警察署にて手続きいただけます。こちらの申請をせず古物の取り扱いを行った場合は無許可営業となり、3年以下の懲役又は100万円以下の罰金の対象となりますのでご注意ください。

許可取得後の変更手続きなどは初申請時に利用した警察署が今後の諸手続きの窓口となります。
また、2020年4月の古物営業法改正により、初回申請時に利用した窓口で他地域の登録情報の変更を行うことができるようになりました。
そのため最も利便性の高い立地にある警察署を選ぶことが推奨されています。

古物商許可申請を行う場合、許可申請手数料として19,000円が必要になる点にも注意が必要です。
一般的に申請を出した後、40日前後で古物商許可証が交付されます。そのため、申請から取得までに1ヶ月以上かかることを想定して、開業準備を進めると良いでしょう。
さらに詳細な情報を知りたい方はお住まいの都道府県警HPを参照ください。

よくあるご質問

Q.古物商許可申請をするにあたって車両の保管スペースは必要ですか?

A.古物商許可申請を行うにあたって、予め駐車場などの車両を保管できるスペースを確保しておかなければいけません。各警察署によって異なりますが、在庫を持たない形式の店舗であっても最低1台分は必要です。

必要な手続き②自動車リサイクル法引取業登録

自動車の売買の他、廃車の引取も行う場合には自動車リサイクル法引取業登録を行う必要があります。
こちらは店舗の有無によらず、ご自身がお住まいの役場もしくは保健所にある自動車リサイクル担当窓口で申請いただけます。

申請にあたり、法人の場合は登記事項証明書、個人事業主の場合は住民票の写しが必要になるケースが多いため、事前に準備しておくと円滑に手続きに進めるかと思います。

また、申請から許可まで一般的に1-2ヶ月程度かかるため、廃車の引取も検討される方はまずこちらの手続きから行うとスムーズに開業することができるかも知れません。

必要な手続き③オークション会員登録

中古車販売業に参入する場合、車両の仕入を行うルートを複数持っておくことが重要になります。
車両仕入において重要になるのがオートオークションです。オートオークションの入会には実務実績が必要になる場合もあるため注意が必要です。

よくあるご質問

Q.オートオークション入会に必要な実務実績とは?

A.会場により異なりますが、古物商許可証取得から1年以上経過していること、常設の展示場・事務所を保有していること、などが挙げられます。

車選びドットコムでは日本最大規模の業販サイトであるASNET(エーエスネット)と提携しており、中古車販売管理システム「symphony(シンフォニー)」をご契約いただくだけで仕入・出品を行えます。

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必要な手続き④保険の代理店登録

自動車購入時に必須となるのが自賠責保険です。
中古車販売店で自賠責保険の代理店も兼ねることでお客様の手間を削減し、また店舗への信頼感を訴求することができます。

代理店登録には試験を受ける必要があるため楽ではありませんが、代理店になることで保険販売時のマージンが発生する場合もあり、クロスセルでの収益化も期待できます。

中古車販売業の開業に必要な手続きまとめ

開業にあたり必要となる手続きは以下の通りです。

  • 古物商許可証の取得
  • 自動車リサイクル法取引業登録
  • オークション会員登録
  • 保険の代理店登録

最低限古物商許可証の獲得さえできれば販売店を開業することは可能ですが、仕入や収益の獲得手段を複数用意しておくことを考えると一通りすべての手続きを行っておくのが良いでしょう。

開業時の資金調達に役立つ助成金については中古車販売店開業マニュアル② ~補助金&減免制度編~という記事でご紹介しています。また、開業するにあたって個人事業主と法人の違いについて知りたい方は、個人事業主と法人経営の違いについて-中古車販売店開業者向け-から、新規開業融資の準備について知りたい方は「【税理士監修】中古車販売店開業時の資金繰りについて」から詳しくご確認いただけます。

中古車販売をされている方へ

中古車販売店の多くが新規集客や単価向上に苦しんでいます。
インターネットの発達でお客様は簡単に価格やスペックを比較できるようになりました。
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